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2008年10月19日(日) 15時45分

JR脱線事故 負傷者団体との集団面談始まる 神戸地検産経新聞

 兵庫県尼崎市で平成17年4月、乗客106人が死亡、562人が負傷したJR福知山線脱線事故で、神戸地検は19日午前、事故の負傷者団体に対し、これまでに寄せられた捜査に対する要望や意見に応えるための集団面談を始めた。午後からは遺族らでつくる団体「4・25ネットワーク」との面談が予定されている。

 面談で、遺族や負傷者らは兵庫県警が送検したJR西日本の山崎正夫社長(65)を含む幹部らに対する厳しい捜査を申し入れる予定。また、多くの遺族らから事故当時の経営トップの処罰を求める意見も出ており、このことについて地検の説明を求めるとみられる。

 地検は県警の書類送検後、全遺族と負傷者にアンケート用紙を同封した手紙を郵送。アンケートの中で、遺族らから集団での対応を求める声があったことから、地検が集団面談の実施を決めていた。

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