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2008年10月19日(日) 14時28分

オバマ氏遊説に最高の10万人=激戦州で勢い誇示−米大統領選時事通信

 【ワシントン19日時事】米民主党の大統領候補オバマ上院議員は18日、中西部の激戦地ミズーリ州セントルイスで行った屋外の演説で、同氏のこれまでの国内遊説の動員数としては最高の10万人を集めた。11月4日の投票が約半月後に迫る中、上げ潮の勢いを誇示した。
 オバマ氏はミシシッピ河畔にある同州のシンボル、ゲートウェーアーチ近くで経済政策を中心に演説。中低所得者向け減税の断行を訴えるとともに、共和党候補のマケイン上院議員について「厳しい経済状況下の庶民の苦しみをまるで分かっていない」と批判した。
 オバマ氏は5月のオレゴン州予備選の際の遊説で7万5000人を集めたほか、8月の全国党大会では、屋外フットボール場に約8万人を集めて指名受諾演説を行った。今回、動員記録を塗り替えたミズーリ州は、共和党のブッシュ大統領が連勝している場所で、オバマ陣営は「奪還」を狙い重視している。
 マケイン氏もこの日、激戦州の南部バージニア、ノースカロライナ両州を遊説。オバマ氏が富裕層減税の廃止を公約していることをやり玉に挙げ、「彼のプランは減税というより、ばらまき、生活保護だ」と非難。起業支援で経済を活性化させるべきだと訴えた。 

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081019-00000033-jij-int