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2008年10月19日(日) 23時45分

北海道6030万、岐阜3180万円…不正経理5年間読売新聞

 会計検査院の調査で発覚した全国12道府県の不正経理問題で、北海道と岐阜県は19日、不正経理の総額が2002〜06年度までの5年間に、それぞれ計約6030万円、同3180万円に上ることを明らかにした。

 いずれも、架空発注による裏金作りや職員の私的流用はなかったとした。

 北海道では19日夕、日野健一出納局長らが記者会見し、「認識が甘かった」などと反省を口にした。高橋はるみ知事も「大変遺憾で、道民の方々に申し訳ない」との謝罪コメントを出した。

 岐阜県の冨田成輝総務部長は記者会見で、「厳格な理解と知識が欠けていた。大変申し訳ない」と謝罪。今後、全額を国へ返還する方針という。

 北海道と岐阜県によると、検査対象となったのは国土交通省と農林水産省の補助事業。いずれも、国の事業費を自治体の単独事業の工事のための旅費に充てたり、事業の本来の目的外の部署に臨時職員を配置したりしていた、などと指摘されたという。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081019-00000033-yom-soci