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2008年10月19日(日) 23時18分

柔道にランキング制導入へ=効果廃止や延長短縮は試験運用時事通信

 【バンコク19日時事】国際柔道連盟は19日、当地で理事会を開き、五輪出場権を争う世界ランキング制度を来年1月から導入することを決めた。世界の主要国際大会を「グランプリ(GP)シリーズ」とし、この成績を基にランキングを作成する。21日の総会の承認を経て正式決定される。
 GPシリーズには、五輪、世界選手権やフランス国際、嘉納杯東京国際、新設のマスターズ大会などが含まれる予定。マスターズ大会にはランキング上位者が参加。各大会の成績に応じて選手に得点を配分してランキングを随時更新する。上位選手に五輪出場権(1カ国1選手)を与える。
 また、技の判定基準から「効果」を廃止、ゴールデンスコア方式の延長戦を5分から3分に短縮し、敗者復活戦に進める選手を8強で敗れた選手に限定することなどを、23日から当地で開かれる世界ジュニア選手権で試験的に実施することを決めた。運用結果を見た上で本格導入を検討する。
 理事会には全日本柔道連盟の上村春樹専務理事が出席。「ルール改正を通じてダイナミックな柔道をやるようになる」と説明。五輪代表選手の選出については「少数精鋭になる」と話した。 

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