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2008年10月19日(日) 23時05分

<米大統領選>オバマ氏を支持 パウエル前国務長官毎日新聞

 【北米総局】パウエル前国務長官は、19日放送のNBCテレビの番組で、民主党大統領候補のオバマ上院議員(47)を支持する考えを明らかにした。パウエル氏は、統合参謀本部議長として湾岸戦争を指揮、国務長官としてイラク戦争遂行を支えたブッシュ政権の元重鎮で、共和党員や軍人からの信頼も厚く、共和党大統領候補のマケイン上院議員(72)に打撃になりそうだ。

 前国務長官はオバマ氏について「スタイルも中身もある。変革を促す人物だ。我々を鼓舞する力がある。安定感もあり、国民生活を良くする決定的な能力がある」と絶賛した。

 一方、マケイン氏が、オバマ氏を過激派と結びつけるネガティブキャンペーンを行ったり、ペイリン副大統領候補を選択した点について「失望した」と述べた。

 パウエル氏は01年に現ブッシュ政権1期目の国務長官に就任。イラク戦争開戦(03年)前には、国連安保理でイラクの大量破壊兵器疑惑を指摘し、各国に協力を促した。05年に国務長官を辞任した。

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