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2008年10月19日(日) 21時56分

愛知県で公金300万使途不明、職員が「預け」装い着服か読売新聞

 会計検査院の指摘で全国12道府県の不正経理や「預け」と呼ばれる裏金づくりが明らかになった問題に絡み、愛知県は19日、県新城設楽農林水産事務所で2001年〜03年度、公金約300万円の使途が不明になっていると発表した。

 職員が「預け」を装って金を着服していた可能性もあり、県は「犯罪性が高い」として、近く県警に被害届を提出する。

 一連の不正経理問題で、裏金の私的流用の疑いが浮上したのは初めて。

 県によると、今年5月の会計検査院の調査に続いて、県が6月から7月にかけて独自に同事務所の取引業者を調査した結果、会計検査院の調査対象ではなかった事務用品業者1社との01年度以降の3年間の取引で、県の物品発注額よりも業者の納品額が合計で約300万円少なかったことがわかった。県の調査では、この業者に発注した物品と納入された物品が異なっているケースもあったという。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081019-00000025-yom-soci