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2008年10月19日(日) 21時39分

神戸地検、福知山線事故の遺族・負傷者と異例の集団面談読売新聞

 乗客106人が死亡した兵庫県尼崎市のJR福知山線脱線事故で、神戸地検は19日、遺族、負傷者ら計41人と地検庁舎でグループ面談し、被害感情や捜査への要望などを聞いた。

 地検が捜査中に、こうした集団面談を実施するのは異例で、「被害者の心情に配慮した措置」としている。

 聞き取った内容は、業務上過失致死傷容疑で書類送検されたJR西日本の山崎正夫社長(65)ら歴代幹部の起訴の可否を判断するうえで、参考にする。

 遺族・負傷者らでつくる「4・25ネットワーク」の26人は、担当検事4人に対し、事故当時の同社トップらが送検されていないことについて、「安全対策を講じなかった責任があるはずだ」などと処罰を求める要望書を提出した。検事は「送検された幹部だけにとらわれずに捜査する」と答えたという。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081019-00000023-yom-soci