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2008年10月19日(日) 21時13分

オバマ氏遊説に国内最多の聴衆10万人 米大統領選産経新聞

 【ワシントン=山本秀也】米大統領選の民主党候補、オバマ上院議員(47)が18日、中西部ミズーリ州セントルイスで行った遊説に聴衆約10万人が詰めかけた。オバマ氏の国内演説としては、8月の民主党全国大会最終日に行われた指名受諾演説の約8万を超えて最高記録となった。

 ミズーリ州は、これまで2回の大統領選で、共和党のブッシュ大統領が連勝を飾っており、オバマ陣営が奪還を狙う重点州のひとつだ。ミシシッピ川に臨む地元名所のゲートウェー・アーチ周辺での屋外集会で、オバマ氏は減税対策を聴衆に訴え、共和党のマケイン上院議員(72)の減税政策については「働く人々の苦労が分かっていないのだ」と批判した。

 オバマ氏は7月のドイツ訪問では、ベルリン市内の屋外演説で約20万人を集めたものの、国内では指名受諾演説の約8万人や、予備選遊説(オレゴン州)での約7万5000人が最多レベルとなっていた。

 投票日まであと2週間あまりとなり、世論調査の支持率ではオバマ氏が6ポイント程度、マケイン氏を引き離してリードしている。ミズーリ州では、マケイン氏が小差で逆転している調査結果もあるなど、激戦が続いている。

 一方、マケイン氏はこの日、南部バージニア、ノースカロライナ州で遊説し、「95%の世帯への減税」を掲げるライバルを「ばらまき減税」と強く批判。欧州でのかつての社会主義政権の指導者に例えた。

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