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2008年10月18日(土) 19時52分

ブッシュ大統領の半生描いた「W」公開…ストーン監督作品読売新聞

 【ロサンゼルス=飯田達人】オリバー・ストーン監督がブッシュ米大統領の半生を描いた映画「W」が17日、全米で公開された。

 ストーン監督はイラク戦争に踏み切ったブッシュ大統領を厳しく批判し、民主党大統領候補のバラク・オバマ上院議員支持を公言しているだけに、大統領選への影響を懸念する声があるが、同監督は米紙に対し、「(オバマ氏への)票集めが目的ではない」と語っている。

 ブッシュ役を演じるのは人気俳優のジョシュ・ブローリン。酒におぼれた青年時代から、キリスト教保守派に深く帰依して立ち直り、テキサス州知事、大統領へと上りつめていく姿が描かれている。

 ホワイトハウスでスナック菓子をのどに詰まらせて卒倒したり、固有名詞を正しく発音できない場面などが盛り込まれ、全体的にブッシュ大統領をちゃかすような内容になっている。ストーン監督は、「悪意や憎悪で映画は作れない」「事実だけを描こうとした」と説明している。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081018-00000040-yom-ent