記事登録
2008年10月18日(土) 15時26分

石井・民主党副代表に献金 マルチ業界、議連設立の年に産経新聞

 民主党の石井一副代表(参院比例)が当時代表を務めていた「民主党兵庫県第1区総支部」が平成15年、マルチ商法業者らでつくる政治団体など業界側から計450万円の献金を受けていたことが18日分かった。

 同支部が兵庫県選挙管理委員会に提出した15年の政治資金収支報告書の要旨によると、「流通ビジネス推進政治連盟(現・ネットワークビジネス推進連盟)」が300万円、企業1社が150万円をそれぞれ献金していた。

 連盟のホームページには、石井副代表が15年、業界を支援する議員連盟を立ち上げ、名誉会長に就任したとの記載がある。

 議員連盟には、マルチ商法業界からの献金を受け業界寄りの国会質問をしたと指摘され、民主党から離党した前田雄吉衆院議員ら複数の民主党議員が参加したという。

 「ネットワークビジネス推進連盟」は、19年までの3年間に民主党のパーティー券計170万円分を購入。石井副代表ら民主党の議員側に計290万円の資金提供をしていたことが既に判明している。


【関連記事】
野田消費者相がマルチ商法擁護質問 一転釈明「勉強不足」
民主党、マルチ商法の政治団体が購入したパー券収入記載せず
前田議員が民主離党 衆院選出馬せず
前田衆院議員「一新会」事務局長を辞任
民主・前田衆院議員の団体、マルチ商法業界から講演料

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081018-00000110-san-soci