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2008年10月18日(土) 02時31分

<京樽>1皿100円! 回転すし店開業へ毎日新聞

 吉野家ホールディングス(HD)は17日、子会社で持ち帰りすし大手の京樽が11月に低価格帯を売りにした回転すし店を開業すると明らかにした。大半を1皿100円で提供し、景気後退に伴う消費者の節約志向に対応するという。

 「うおえもん」の店名で、11月下旬、東京都江東区と埼玉県菖蒲町の大型商業施設に計2店舗をオープンする。段階的に全国展開していく予定だ。「1皿100円」は通常の回転すし店の平均価格の半分以下。

 京樽は「海鮮三崎港」など海鮮料理のファミリーレストラン全23店を、11月末までに閉鎖することを今月3日に発表したばかり。今後はすし店に経営資源を集中する。

 節約志向の高まりで、消費者は外食を控える傾向が続いている。郊外型のファミリーレストランはガソリン高の影響でマイカーの来店客が減少するなど苦戦しているが、低価格が売り物のイタリアンレストラン「サイゼリヤ」やカッパ・クリエイトの「かっぱ寿司」は好調な業績が続いている。景気悪化局面では、低価格店が人気を集めることから、京樽は「100円すし」を強化することにした。【森禎行】

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