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2008年10月18日(土) 08時01分

法科大学院3校不適合産経新聞

 文部科学大臣の認証を受けて、法科大学院の教育研究活動の適格認定を行っている日弁連法務研究財団が17日、平成20年度上期の認証評価結果で3校を「不適合」と認定したことを公表した。他の認証評価機関を含めて、これで全法科大学院74校のうち31校が評価対象となり、「不適合」は8校となった。

 今回の評価対象は、大宮法科大学院大▽山梨学院大▽京都産業大▽関西学院大▽中央大▽東洋大▽東海大の法科大学院7校。このうち山梨学院大、京都産業大、東海大の3校を「不適合」、他の4校を「適合」(東洋大については、一部基準について再評価要請)と評価した。

 再試験で定期試験と同じ問題を出すなど成績評価が厳格でないことや、司法試験につながる法律基本科目に偏ったカリキュラム、文科省の基準を超える単位数の授業−などが不適合の理由となった。

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