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2008年10月18日(土) 08時04分

さだまさし、フジ社屋からNHK番組生放送サンケイスポーツ

 25日放送のNHK総合「秋の夜長もさだまさし」(深夜0・10〜1・40)が、東京・台場のフジテレビ本社屋の球体展望室から生中継されることが17日、分かった。

 NHKの番組を民放から放送するのは同局史上初。そのきっかけを作ったのはさだまさし(56)だった。

 番組は、さだが視聴者のハガキを紹介する不定期企画。今年元日放送分に、フジテレビ編成制作局長の鈴木克明氏からハガキが届いた。フジが映画化したさだ原作「眉山」のPRが目的で、そのハガキを読んださだは、貸しを返してもらおうとばかり、フジ側へ“スタジオレンタル”を打診。フジは快諾した。

 しかし、NHKは大弱り。前例がないため、企画成立すら危ぶまれたが、放送翌日はデジタル放送完全移行(2011年7月24日)まで1000日というグッドタイミング。「放送局の枠を超え、共同で地デジキャンペーンを張る」との大義名分が立った。

 当日はさだや構成作家らレギュラー出演者、臨時地デジ大使の小野文恵アナウンサー(40)がお台場に乗り込む。放送はフジの機材を借り、スタッフは混成。さだや小野アナがフジ局内をうろつき、フジの地デジ大使、中村仁美アナ(29)が“公共放送”に生出演するという異例づくしに、急きょ、CS放送フジテレビでも同時放送が決定した。

 仕掛け人のさだは、「ボクらの仕事は人と人とを繋ぐこと。小さな一歩だが、もしかしたら歴史的な一瞬かもしれない」とコメントしている。

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