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2008年10月18日(土) 23時42分

ご用心、海外版「振り込め詐欺」…外務省が呼びかけ読売新聞

 振り込め詐欺の被害が拡大する中で、外務省はホームページなどで、「419詐欺」と呼ばれる海外からの振り込め詐欺への注意喚起に着手した。

 419詐欺はナイジェリア人らによる詐欺事件の通称で、同国の刑法419条が詐欺罪を規定していることからつけられた名前だ。

 日本貿易振興機構の調べでは、2007年の被害は177件、今年は9月までで過去最悪の264件を数える。オランダの専門機関の調査では、07年の日本関係の被害は世界3位の270億円に達した。

 外務省によると、一般的な手口は電子メールや手紙を使い、〈1〉「秘密資金を送金する口座を貸してほしい」と持ちかけ準備金を振り込ませる〈2〉企業や商店に商品を発注し、契約書の印紙代名目でだまし取る〈3〉政府高官を名乗り入札手数料を送らせる−−などといったものだ。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081018-00000056-yom-soci