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2008年10月18日(土) 22時17分

鮮やかに浮かび上がる鳳凰堂 平等院でライトアップ産経新聞

 世界遺産の平等院(京都府宇治市)の特別夜間拝観が18日夜から始まり、鮮やかにライトアップされたシンボルの鳳凰(ほうおう)堂が闇の中、極楽浄土の世界を浮かび上がらせた。平等院のライトアップによる一般拝観は、6年半ぶり3回目。19日まで。

 源氏物語千年紀を記念し、宇治市の宇治川一帯を彩るイベント「京都・宇治灯り絵巻」の一環として、宇治市観光協会などでつくる実行委員会が企画した。

 夜間拝観は通常拝観終了後の午後6時からスタート。前庭の池近くや鳳凰堂の堂内に設けられた6基の照明灯が、オレンジ色に鳳凰堂を照らし、池にもその姿が華やかに映し出された。

 また、昨年9月まで行われた50年ぶりの大修理で、金箔(きんぱく)が補われた本尊・阿弥陀如来坐像の表情も金色にくっきりと浮かび上がり、訪れた大勢の観光客らはうっとりした表情で見入った。

 夜間拝観は午後6時〜9時で大人600円、中・高校生400円。小学生300円。

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081018-00000567-san-soci