記事登録
2008年10月18日(土) 21時47分

はしご酒も目立ちます…麻生流ナイトライフ読売新聞

 麻生首相が就任してから3週間余り。公務を終えた後、レストランや行きつけの会員制バーなどで、夜遅くまで過ごす日が目立つ。

 周辺は「息抜き」と説明するが、政界関係者との密会を重ねているのではないかとの憶測も絶えない。

 9月24日の就任から10月17日までの24日間で、首相は地方滞在中を含めて25回の「夜会合」をこなした。就任から同じ期間で夜会合が5回だった福田前首相の5倍の頻度だ。

 食事の後、ホテルの高級会員制バーなどで飲み直す「はしご」の多さも際だつ。最近4代の首相を就任後24日間で比べると、小泉元首相の「はしご」は1日だけ。安倍元首相、福田前首相はともにゼロ。麻生首相は7日で、帰宅も平均すると午後11時近くと、「断トツ」で遅い。

 食事やバーでの同席は側近の松本純官房副長官が9回で最多。次いで、6人いる首相秘書官のいずれかの同席が6回と、身内が目立つ。ただ、これは首相側の説明に基づいていて、会員制バーなどで実際に誰と会っていたのかは確認しにくいのが実情だ。「マスコミの目を盗んで重要人物と密会している」との見方も根強い。

 16日夜も、首相側は事前に「秘書官と食事」と発表したが、実際は中川財務・金融相、甘利行政改革相らと会っていた。人目につきにくいバーを多用し、深夜まで会合を重ねる「麻生流」がいつまで続くか−−。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081018-00000052-yom-pol