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2008年10月17日(金) 00時13分

「八百長は一切やっていない」北の湖前理事長が疑惑否定読売新聞

 大相撲の八百長疑惑を報じた「週刊現代」の記事を巡る損害賠償訴訟の口頭弁論は、16日午後も東京地裁で行われ、出廷した日本相撲協会の北の湖前理事長が「八百長は一切やっていない」と疑惑を強く否定した。

 問題となったのは、同誌2007年3月10日号の記事。北の湖前理事長が横綱時代の1975年春場所千秋楽で、初代貴ノ花と八百長を行ったと報じた。

 この日は、記事を執筆したフリーライターも出廷し、「初代貴ノ花の妻だった藤田憲子さんから、『貴ノ花が北の湖さんと八百長を行い、400万円を払った』と聞いた」などと述べた。これに対し、北の湖前理事長は「400万円はもらっていないし、記事は全くのウソ。取材は一度もなかった」と反論。同日午前に出廷し、「1984年に北の湖さんとの対戦で八百長をした」と語った元小結板井の板井圭介さん(52)の証言についても、「(板井さんが)なぜこんな話をするのか理解できない」と全面否定した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081017-00000000-yom-soci