＜与謝野経財相＞諮問会議の運営「与党と協調図る」（毎日新聞）

2008年10月17日(金) 13時59分

　与謝野馨経済財政担当相は１７日の閣議後会見で、麻生政権での経済財政諮問会議について、「大きな戦略を企画する戦略企画的な要素を最優先したい。与党とは十分、打ち合わせをしていかなければならない」と述べ、与党と協調した運営を図る考えを明言した。

　従来の諮問会議は官邸主導で政策を提案・決定し、与党や官僚とは一定の距離を置いてきた。与謝野氏の発言はそうした諮問会議の性格の変更を示唆したものだ。

　与謝野氏は、竹中平蔵氏が経財相だった小泉政権時代に自民党の政調会長を務め、「（竹中氏側に）『諮問会議ですべて決めてますから』と言われ、押し切られたことが何度もある。そのような悲しい思いを党にさせない」と述べた。【尾村洋介】

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