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2008年10月17日(金) 12時23分

ICF元社長ら有罪=企業買収めぐり虚偽情報公表−大阪地裁時事通信

 東証マザーズ上場だったIT関連企業「アイ・シー・エフ」(現オーベン、東京都世田谷区)の企業買収に絡む虚偽情報公表事件で、証券取引法(現金融商品取引法)違反(偽計)罪に問われた元社長佐藤克被告(33)らの判決公判が17日、大阪地裁であり、細井正弘裁判長は同被告に懲役1年6月、執行猶予3年(求刑懲役1年6月)を言い渡した。
 アイ社元役員小野高志被告(34)は懲役1年、執行猶予3年(求刑懲役1年)とし、両被告に求刑通りそれぞれ追徴金7億3315万円を言い渡した。
 細井裁判長は「証券市場の公平性を傷つけ、一般投資家の信頼を損なった」と非難。一方、犯行はパチンコ情報会社「梁山泊」実質オーナー豊臣春国被告(57)=別の同法違反(相場操縦)罪で公判中=の利益のためで、両被告は首謀者とは言えないなどとして執行猶予を付けた。 

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