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2008年10月17日(金) 12時57分

ICF不正株式交換事件で元社長らに有罪判決 大阪地裁産経新聞

 IT関連企業「アイ・シー・エフ」(ICF、現オーベン)による不正株式交換事件で、証券取引法(現金融商品取引法)違反(偽計)の罪に問われた同社元社長、佐藤克被告(33)と元役員、小野高志被告(34)の判決公判が17日、大阪地裁で開かれた。細井正弘裁判長は「組織的かつ計画的で巧妙な手口で、極めて悪質だ」として佐藤被告を懲役1年6月、執行猶予3年(求刑懲役1年6月)、小野被告を懲役1年、執行猶予3年(求刑懲役1年)とし、いずれも求刑通り追徴金7億3315万円を言い渡した。

 判決によると、佐藤被告らは大阪市内の広告会社を株式交換で買収しようと計画。パチンコ情報提供会社「梁山泊(りようざんぱく)」グループの企業との取引で広告会社の売り上げを水増しして資産を過大評価し、平成16年12月に虚偽の情報を公表した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081017-00000540-san-soci