野田消費者相は１７日の閣議後の記者会見で、マルチ商法業者から２００２年、０３年、０８年の３回にわたり、計１６万円分のパーティー券を購入してもらっていたことを明らかにした。
そのうえで、「消費者行政を預かる立場として、皆さんに偏った考えを持たれるのは好ましくないという思いから、本日速やかに返却する」と述べ、代金全額を業者側に返金する考えを示した。
マルチ商法業界からの政治献金の受け取りについては否定した。
１９９６年に国会でマルチ商法を擁護するような質問をしたことに関し、パーティー券購入との関連は「全くない」と語った。同時に、「（国会で質問をした）１２年前の自分は消費者の意見についての意識が希薄だった。反省している」と陳謝するとともに、「今の私は教育・訓練を受けて消費者行政に取り組んでいる。潔白だと思うし、献金を受けたわけでもない」と述べた。
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20081017-OYT1T00322.htm