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2008年10月17日(金) 00時00分

[予告編] 第4回のゲストは吉永小百合さん読売新聞


映画のワンシーン。宮崎康平役の竹中直人さん(左)と妻・和子役の吉永小百合さん。©まぼろしの邪馬台国製作委員会
トップ女優でありつづけるには?

 シンガー・ソングライターの松任谷由実さんが、スペシャルなゲストと対談する「yumiyoriな話」。第4回のお相手は、日本を代表する女優の吉永小百合さん。

 銀幕の大スター、吉永さんの新作映画「まぼろしの邪馬台国」(11月1日公開、堤幸彦監督)など、音楽界をリードし続けるユーミンさんと、女性同士の熱い話が交わされた。

 対談は映画の公開を記念し開催された「吉永小百合・夢の続き展」のオープニングイベントの当日、会場近くのホテルで行われた。イベントには2,500人もの熱狂的な「サユリスト」が詰め掛けたそうだ。

 映画を中心に活躍し、輝き続ける吉永さんにユーミンさんは「どうしたらずっと『吉永小百合』でい続けられるんですか?」と質問を投げかけた。

 デビュー当時から変らず、はっと息を飲むほどの美しさ、凛(りん)とした佇まい。同じくいつの時代も女性のあこがれでい続けるユーミンさんでさえも持つ疑問。「きっと人知れず努力や苦労をしているはず」と、その謎をユーミンさん独特の切り口で聞き出す。

 「変わり続けるからこそ、変わらずに生きてきた」。ユーミンさんは、吉永さんにカナダ出身の歌手、ニール・ヤングの名言を贈った。

 今回の作品では、「邪馬台国」の場所をめぐり、破天荒な言動、行動を繰り返す全盲の文学者・宮崎康平を支える妻・和子を演じた。映画はフィルムではなくハイビジョンでの撮影で「昔はフィルムが高価で、ひとコマひとコマが貴重。堤監督の”21世紀の撮影法”に少し戸惑った」という。

 トップ女優として走り続けている吉永さんは、今年公開される2本の作品に出演し、映画を中心に積極的に活動しているが、「20代、40代と何度か映画界から身を引こうと考えた」。仕事と家庭の両立など、女性ならではの苦悩をユーミンさんと共有し、どのようして自分を磨き、さらに成長していったかなど、興味深い話題が交わされた。

 絶えず挑戦し続ける映画界、音楽界の「カリスマ」同士の2人は、生活圏、行動範囲が比較的近いそうで「小百合さんと、お友だちになれそう!」と意気投合。ユーミンさんがライフワークとして行っている、新潟・苗場プリンスホテルでのコンサートも来年の2月で29回目を迎える。「私も1度行ってみたい」と吉永さん。今後、仕事での「競演」も夢ではない?

詳しくは11月1日(土)の夕刊紙面をお楽しみに!(※掲載日は地域によって異なります)

映画「まぼろしの邪馬台国」

◆公式サイト:http://www.mabotai.com/

11月1日(土)全国ロードショー

©まぼろしの邪馬台国製作委員会

(ヨミウリ・オンライン)

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プロフィル
松任谷由実  (まつとうや・ゆみ)
シンガー・ソングライター。1972年デビュー。
「卒業写真」など、長年愛され続ける曲を世に送り出す。90年のアルバム「天国のドア」は、日本人初の200万枚超えの売り上げを記録した。「松任谷由実・オフィシャルサイト」はこちら

http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/yumiyori/20081017yy01.htm