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2008年10月17日(金) 10時37分

Nokia、第3四半期は減収減益ITmediaニュース

 フィンランドのNokiaは10月16日、第3四半期(7〜9月期)の決算を発表した。

 売上高は前年同期比5%減の122億4000万ユーロ、純利益は同30%減の10億9000万ユーロ(1株当たり0.29ユーロ)だった。独Siemensとの合弁による通信機器会社Nokia Siemens Networkのリストラ費用や、NAVTEQ買収関連の費用が影響した。粗利率は経費削減努力により、前期の36.1%から36.5%に上昇した。

 同社の第3四半期の携帯電話販売台数は、前年同期比5%増の1億1780万台。しかし携帯電話市場におけるシェアは推定38%で、前年同期の39%、今年前期の40%から縮小した。携帯電話の平均販売価格(ASP)は前期の74ユーロから72ユーロに下落したという。下落の主な原因は、低価格製品の割合の増加とドル安の影響としている。

 第4四半期の市場シェアについては、今期から横ばい、または微増になると予測している。

 また同社は米QUALCOMMと7月に交わした15年間のライセンス契約により、第4四半期にQUALCOMMに対し17億ユーロを支払うことを明らかにした。

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