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2008年10月16日(木) 21時43分

不況知らずの東京ゲームショウ2008Oh! MyLife

 2008年10月9日〜12日まで千葉市美浜区の幕張メッセにおいて今年も東京ゲームショウ2008が開催されました。(一般公開日は11日、12日のみ)

 ゲーム好きである私は一刻も早く同ゲームショウに行ってみたいと思っていたのですが、残念ながら12日(日)にしか時間が取れなかったために少しばかり遅れた参加となりました。

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 余談ですが東京ゲームショウは1996年から開催されている国内最大級のゲーム関連の見本出展イベントなのだそうです。国内最大級というだけあって今年も大々的に開催されました。また、日曜日はかなりの活況を呈しており、ここだけは不景気などどこ吹く風といった感じでした。

 さて私のお目当ては、カプコンの「モンスターハンター3(トライ)」(2009年発売予定)と、スクエアエニックスの「スターオーシャン4」(2009年2月19日発売予定)だったのですが、どちらも余りの人気だったため、両社のブースにたどり着いた14時頃には「本日の試遊受付は終了しました」というお知らせが出ていて、残念ながら遊ぶことは出来ませんでした。

 しかし、年内に発売される予定の開発アクワイア、発売フロムソフトウエアの「天誅4」と、バンダイナムコの「ガンダム無双2」、Guerrilla Gamesの「KILL ZONE2」(2009年発売予定)をプレイすることができ、ここではそれらの感想を書きたいと思います。

 まず、3つのうち、一番気に入ったのは「天誅4」というWii向けのソフトでした。

 このゲームは、力丸、彩女という2人の忍者を操作し、隠れながら敵に接近して倒すことを楽しむゲームです。

 それだけ聞きますと、ありきたりの忍者ゲームでは無いかと思われるかも知れませんが、Wiiコントローラーの特徴を生かした操作方法が非常に良く出来ているので、まるで自分が本物の忍者になったような気分になります。更に、それが本ゲームの要素の一つである必殺(敵を一撃で倒せる)と組み合わさると独特の爽快感があって思わず時間を忘れてハマりそうになりました。

 また、バンダイナムコからの「ガンダム無双2」も爽快さという点では、卓越したソフトでした。並み居る敵をなぎ倒すという今までの人気要素はそのままにし、今作ではサイコガンダムやビグザムなどの巨大なモビルスーツ&モビルアーマーが登場するという新要素が加わり、さらに爽快なスケール感も感じさせる作りになっていました。

 もちろん、これら以外にも素晴らしいゲームはたくさんありました。しかし、人気があるゲームは、定員がすぐに一杯になってしまい、遊べなかったことがとても残念です。今回のゲームショウで唯一不満があるとすればその点だったかも知れません。

 ひとつ面白かったのは、2006年に行った時よりもキッズコーナー(小学生以下の子供とその家族向けのファミリーコーナー)への出展が充実していたことで、国内のゲーム市場は、これから大人をターゲットにした物へとシフトして行くのでは、と思ったことです。その反面、児童が将来の健全な顧客になって貰うためにも、児童へのサービスの充実は必要不可欠なものです。

 進歩のスピードが速すぎるため、どうしても先見性を保つことが難しいゲーム業界ですが、みんなこのような顧客の確保やマーケットの変化に本腰を入れているのでしょう。

 いずれにしても小学生以下無料、中学生以上1200円で楽しめるイベントとしては、破格に楽しい巨大イベントだと思います。

 もちろん私も心ゆくまで本イベントを楽しんだことは言うまでもありません。

(記者:齋藤 正之)

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