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2008年10月16日(木) 20時45分

中山前国交相が不出馬撤回=衆院選、県連は反発時事通信

 自民党の中山成彬前国土交通相(衆院宮崎1区)が次期衆院選への不出馬を撤回し、立候補する意向を所属する町村派や宮崎県連の幹部に伝えたことが16日、分かった。同氏は17日、古賀誠選対委員長に出馬の意向を伝えるとともに、記者会見して表明する予定だ。
 同派幹部によると、中山氏は地元支持者から「せっかく6回も当選を重ねたのだから辞めないでほしい」との声が寄せられたことを理由に挙げているという。
 中山氏は、成田空港反対闘争などに関する一連の問題発言の責任を取り、在任わずか5日間で国交相を辞任。今月4日に次の衆院選に出馬しない考えを表明した。
 これを受け、宮崎県連は後継候補を公募。既に応募は締め切られ、18日にも決定する段取りになっている。このため、県連側は中山氏の対応に強く反発、幹部は16日、「混乱するので出馬はやめてほしい」と同氏に伝えた。 

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