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2008年10月16日(木) 20時24分

ヘンリー王子所属の連隊兵士、アフガンで爆発に遭い死亡CNN.co.jp

英国防省は16日、王位継承順位3位のヘンリー王子が所属する近衛騎兵連隊の兵士1人が15日、派遣先のアフガニスタン南部のヘルマンド州にある前線基地近くを警戒中、爆発に遭い、死亡したと述べた。爆発が武装勢力によるものなのかは不明。

王子も昨年12月からアフガンに派遣され、約3カ月間にわたり同州での作戦に従事。偵察機による武装勢力拠点の映像分析や空爆に関連する任務に就いていた。しかし、アフガン従軍がメディアに暴露され、3月に帰国していた。

王子のアフガン派遣について主要メディアは安全確保を図る上から報道しないことに合意したが、ウェブサイトに情報が漏れていた。

英国防省は王子の帰国について、アフガンのイスラム強硬勢力タリバーンや国際テロ組織アルカイダなどが王子や所属部隊を標的にする恐れがあるのを理由にしていた。南部ではタリバーンが戦力を立て直し、自爆テロなど新たな手口を取り入れ、駐留米軍、多国籍軍、北大西洋条約機構(NATO)主導の国際治安支援部隊(ISAF)への攻撃を強めている。


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