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2008年10月16日(木) 15時51分

最後の討論会もオバマ氏「勝利」 世論調査CNN.co.jp

ニューヨーク州ヘンプステッド(CNN) 米大統領選の共和党マケイン候補と民主党オバマ候補が15日夜に実施した最後のテレビ討論会で、オバマ氏が優勢と判断した視聴者は58%と、マケイン氏の31%を大幅に上回った。CNNとオピニオン・リサーチ社の最新世論調査で明らかになった。

調査は討論会終了直後、成人620人を対象に電話で実施。その結果、オバマ氏は9月26日の最初の討論会、10月7日の第2回討論会に続いて優勢を保った。男女別回答では、オバマ氏が優位との意見は女性が62%、男性が54%。マケイン氏が優位との意見は女性が28%、男性が35%だった。

討論会の途中から最後にかけて、オバマ氏の支持率は63%から66%に上昇した一方、マケイン氏の支持率は51%から49%に下降した。討論会の中心議題だった経済政策については、オバマ氏の方が優れているとの回答が59%と、マケイン氏を24%しのいだ。

マケイン氏がオバマ氏を厳しく攻撃した税制問題では、オバマ氏を支持する意見が56%と、マケイン氏の41%を上回った。健康保険問題でもオバマ氏を支持する意見は62%と、マケイン氏の2倍にのぼった。

討論会で自分の意見を明確に述べたのはどちらかとの質問では、66%がオバマ氏、25%がマケイン氏と回答。また、討論会の最中にどちらが強い指導者だったかとの質問で、オバマ氏はマケイン氏を23%差で上回った。オバマ氏は好感度でも、マケイン氏に48%差をつけた。

攻撃に多くの時間を費やしていたのはどちらかを問う質問では、マケイン氏が80%と、オバマ氏の7%に大きく水を開けた。マケインの行動が典型的な政治家だとの意見も54%と、オバマ氏の35%をしのいだ。



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