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2008年10月16日(木) 20時09分

民主、「生活第一」の看板に傷=小沢氏主導で幕引き図る−マルチ商法時事通信

 民主党は16日、マルチ商法業者から講演料や献金を受けていた前田雄吉衆院議員の離党届を受理した。小沢一郎代表ら執行部は、これで幕引きを図る考えだが、被害が絶えないマルチ商法と民主党議員との関係がクローズアップされたことで「国民生活第一」を前面に掲げる党のイメージが傷ついたのは間違いない。衆院選を控えて痛手となった。
 「一定のけじめにはなった」。菅直人代表代行は16日の記者会見でこう強調した。党内には、ほかにも山岡賢次国対委員長などマルチ商法業界から献金を受けた議員がいるが、執行部は、国会で業界擁護の質問を繰り返した前田氏との「違いは歴然」(小沢氏)として、不問に付す考えだ。 

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081016-00000190-jij-pol