記事登録
2008年10月16日(木) 00時35分

民主・前田議員が離党・不出馬の意向…マルチ業者問題読売新聞

 民主党の前田雄吉衆院議員(比例東海)は15日夜、自らが代表を務める政治団体がマルチ商法業者などから講演料などを受け取っていた問題の責任を取り、離党する意向を固めた。

 前田氏は次期衆院選愛知6区での公認も返上する。

 16日未明に党本部で記者会見した小沢代表は、離党の申し出を了承するとともに、前田氏が次期衆院選に出馬しない意向を示していることを明らかにした。

 与党が前田氏批判を強めていることから、早期にこの問題に決着をつけることで、次期衆院選への影響を最小限に食い止める狙いがあると見られる。

 前田氏は15日午後には国会内で記者団に「後ろめたいことはない。胸を張ってこのまま生きていく」と述べていた。

 業務停止命令を受けた業者からの講演料については、小沢代表からの指示を受けて返金したと説明。国会での質問が業界寄りと指摘されていることにも「悪いやつは取り締まれと、厳しいことを言っている」と反論していた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081016-00000002-yom-pol