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2008年10月16日(木) 08時01分

検察審査協会がPR活動 JR和歌山駅産経新聞

 検察審査会の審査員OBらでつくる和歌山検察審査協会(和歌山市二番丁)が、検察審査会の役割を知ってもらおうとJR和歌山駅前でPR活動をした。

 検察審査会は検察官の不起訴処分を審査する機関で、審査員は一般市民からくじで選ばれる。任期は6カ月。同会の存在を知らない人も多く、10月の「法の日の週間」に合わせ、毎年実施している。

 元審査員の協会会員15人が、検察審査会を紹介したパンフレットなど約600部を通勤客らに配布した。会員の多くは審査員に選ばれた際、審査会についてほとんど知らず戸惑った経験を持ち、自分と同じ思いをしないよう審査会の存在を訴えた。

 協会の上田美千代副会長(61)は「裁判員制度などに比べ、検察審査会の知名度はまだまだ低い。検察に市民の感覚を反映させる大切な組織です」と話していた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081016-00000000-san-l30