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2008年10月15日(水) 01時18分

冷凍インゲンから殺虫剤=6900ppm、主婦が一時入院−東京・八王子時事通信

 厚生労働省と東京都は15日、東京都八王子市の主婦(56)が食べた残りの冷凍インゲンから、有機リン系殺虫剤ジクロルボスが最大6900ppm検出されたと発表した。主婦は入院したが翌日に退院、現在は回復したという。連絡をうけた八王子保健所は、警視庁八王子署に通報した。
 問題のインゲンは中国産で、ニチレイフーズ(東京都中央区)が中国から輸入。主婦は今月11日、八王子市内のスーパーで購入した。
 翌12日夜にフライパンで調理中に味見のためかじったところ、味とにおいがおかしいため、飲み込まず吐き出した。石油のようなにおいがし、舌のしびれとむかつきがあったという。
 都健康安全研究センターで残りを調べた結果、ジクロルボスが検出された。一方、スーパーにあった未開封の同一品からは検出されなかった。
 都食品監視課によると、インゲンの残留基準値はジクロルボスの場合0.2ppmで、「人為的か製造工程で混入された以外は考えられない」としている。八王子保健所によると、袋に明らかな異常はなかったという。 

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