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2008年10月15日(水) 17時30分

宅建法違反 人気の古民家を無免許売買、社長逮捕 京都毎日新聞

 田舎暮らし志向の人たちに人気が高い旧京北町(京都市右京区)のかやぶき屋根の古民家などを無免許で売買したとして、京都府警生活環境課と右京署は15日、同区京北大野町、農産物販売会社「上桂川農林」社長、竹村洋之容疑者(66)=同府京田辺市=を宅地建物取引業法違反(無免許営業の禁止)容疑で逮捕した。

 調べなどによると、同社は07年3〜7月、府知事から宅建業の免許を受けずに、旧京北町内の古民家など6物件を顧客6人に売却。また、今年7月、自社のホームページ(HP)などで9物件の広告を掲載した疑い。古民家などは1物件約300万〜1500万円で販売。同社は6物件で約5200万円を売り上げ、約1500万円の利益を上げていたとみられる。

 同社は06年6月設立。商業登記の目的欄には「農産物の販売及び加工販売、農林地の取得・所有・管理及び売却」などを挙げているが、HPでは「京北の田舎暮らし不動産専門の会社」を標ぼう。「古民家・土地・中古ログハウス等、買います」と呼び掛け、不動産を手広く扱っていた。

【田辺佑介、珍田礼一郎、古屋敷尚子】

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