2008年10月15日(水) 02時35分

「厳しい質問もしている」＝マルチ業界擁護否定−210万円は返金・民主前田議員（時事通信）

　民主党の前田雄吉衆院議員（48）＝比例東海＝の資金管理団体などが業務停止命令を受けたマルチ商法業者などから講演料や献金を受け取っていた問題で、前田議員は14日夜、東京都内で取材に応じ「（国会では）厳しい質問もしている」と述べ、業界擁護を否定した。一方で、経済産業省から業務停止命令を受けた業者からの講演料210万円は返金したと語った。
　この問題に関し、本人が直接取材に応じたのは初めて。
　業界からの資金提供について前田議員は「9割は講演で、足を運んでおり、実体がある。講演では特定商取引法などを説明している」と主張。講演料が事実上の企業献金との指摘は当たらないとした上で、問題はないとの認識を示した。
　初めて質問する際、業界団体と事前に打ち合わせをしたとされる点について、「どうなっているか自分から電話をかけ問い合わせた。質問の前にする当たり前のことだ」と強調。業界から依頼を受けたことはなく、便宜を図ったこともないと答えた。　

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