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2008年10月15日(水) 02時33分

<常陸大宮中毒>薬物は睡眠薬か 15日にも家宅捜索 茨城毎日新聞

 茨城県常陸大宮市若林の飲食店経営、寺門文男さん(74)方で、夕食を食べた家族ら4人のうち、1人が死亡、2人が一時意識不明になった中毒で、2人の尿から検出された薬物は睡眠薬の可能性があることが14日、県警大宮署などの調べで分かった。同署は何者かが故意に薬物を夕食に混入した疑いを強め、15日にも寺門さん方を家宅捜索するとともに薬物の特定を急ぐ。

 また、14日の司法解剖の結果、亡くなった寺門さんの義母つるさん(95)の死因は、食物をのどに詰まらせたことによる窒息と分かった。同署は薬物の影響でつるさんが夕食を吐き、のどに詰まらせたとみている。

 調べでは、外出中の寺門さんを除く4人は11日午後7時ごろ、茶わん蒸しなどを夕食で食べた後、戻すなどし、12日朝につるさんの死亡が確認された。寺門さんの妻美江さん(65)とめいで大阪府河内長野市の銀行員、麻生幸子さん(33)が一時重症となり、四男(24)も体調不良を訴えた。四男の尿からは薬物は検出されていないという。

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