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2008年10月14日(火) 00時50分

ユーロ圏が一斉に救済策=資本注入、政府保証など−仏49兆円、独は65兆円時事通信

 【パリ13日時事】金融危機に対処するためユーロ圏15カ国首脳会議が策定した「共同行動計画」に基づき、フランス、ドイツ、スペインなどは13日、それぞれ具体的な金額を盛り込んだ金融機関への救済策を一斉に発表した。
 フランスのサルコジ大統領は同日、緊急閣議を招集し、(1)短期の銀行間信用への中銀の支援を補完するため、最長5年間の中期債務に最大3200億ユーロの政府保証を来年末まで行う(2)銀行の資本不足を補うため公的機関を新設し、最大400億ユーロの公的資金を注入する−とする計3600億ユーロ(約49兆円)の救済策を決定した。
 ドイツも同様に、銀行間信用への政府保証に最大4000億ユーロ、公的資金による金融機関への資本注入に同800億ユーロの計4800億ユーロ(約65兆円)の救済策をシュタインブリュック財務相が発表した。 

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