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2008年10月14日(火) 19時50分

入浴中にけが、「メルちゃんのバスタブ」29万個を回収読売新聞

 経済産業省は14日、パイロットインキ(名古屋市)製のお風呂用玩具(がんぐ)「メルちゃんシリーズの『メルちゃんのバスタブ』」で、昨年から今年にかけ、入浴中の女児がけがをする事故が2件相次いだと発表した。

 うち1人は重傷で、同社は2000年から発売している同シリーズのバスタブ7種類約29万7600個の回収を始めた。

 同省によると、今年9月、東京都内の女児(4)が浴室で滑って尻もちをついた際、この玩具のシャワーヘッドが外れて、むき出しになった支柱に下腹部が突き刺さり、重傷を負った。昨年7月にも同じく宮城県内の女児(3)が負傷した。

 むき出しになった支柱の先端は直径約2センチで、硬い樹脂製だった。同社は、材質を柔らかくしたうえで、先端を直径3センチ以上に広げる改良を施し、無償交換することも決めた。問い合わせは同社(0120・498・633)。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081014-00000036-yom-soci