記事登録
2008年10月13日(月) 23時41分

NY株、週明け急伸で始まる 一時440ドル高も産経新聞

 週明け13日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は、先進各国が金融危機対策に積極的に取り組む姿勢を示したことなどを好感し、9営業日ぶりに急反発した。一時、上げ幅が前週末比440ドルを超える場面も見られた。

 午前9時45分現在、ダウは349.18ドル高の8800.37ドル。ハイテク株主体のナスダック総合指数は70.69ポイント高の1720.20。欧州、アジアの株式市場も軒並み急反発し、世界同時株安の連鎖にひとまず歯止めがかかった形となった。

 G7が金融機関への資本注入などを盛り込んだ「行動計画」を表明するなど、世界的な金融不安の沈静化に向けた対策が相次ぎ打ち出されたことで、世界景気の先行きに対する悲観論が後退した。また、三菱UFJフィナンシャル・グループが経営危機に陥った米証券大手モルガン・スタンレーへの出資の払い込みを完了させたことも買い材料となった。

【関連記事】
三菱UFJのモルガン出資完了 直前に条件大幅変更
首相「より柔軟に」 金融機能強化法復活を指示
シドニー、ソウルは急反発 週明けのアジア市場
金融安定へ公的資本注入 ユーロ圏首脳が共同行動計画
G20、金融危機克服へ連携 政策を総動員

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081013-00000532-san-bus_all