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2008年10月13日(月) 06時38分

銀行の損失計上、63兆円に=一層の増資必要−業界シンクタンク・金融危機時事通信

 【ワシントン12日時事】世界の大手民間銀行が組織する米有力シンクタンク、国際金融協会(IIF)は12日、2007年からの銀行業界の貸し付けによる損失および評価損計上が6330億ドル(約63兆3000億円)、増資額は4176億ドルに達したとする試算を公表した。
 IIFのアッカーマン会長(独商銀最大手ドイツ銀行頭取)は記者会見で、「銀行システム全般にとって、一層の資本が必要なのは明白」と言明。一方、市場の信用が回復すれば、この大量の資本は民間により供給されるとの見解を示した。 

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