記事登録
2008年10月13日(月) 01時57分

<大和生命>契約者ら怒りの声…名古屋で債権者説明会毎日新聞

 更生特例法の適用を申請し、経営破たんした大和生命保険の債権者説明会が12日、名古屋市内で開かれ、保険契約者ら約280人が訪れた。保険金支払いへの影響について質問が相次いだが、大きな混乱はなく約1時間半で終了した。

 会社側は、中園武雄社長が「金融市場の悪化で想定外に資産が劣化し、債務超過に陥った。心よりおわび申し上げます」と陳謝したのに続き、破たんの経緯や更生特例法に基づく保険契約の取り扱いなどを説明した。

 契約者からは「支払いはどの程度減額されるのか」などの声や経営責任を問う意見が相次いだ。出席した名古屋市内の無職男性(69)は「謝罪は文書を読み上げただけ。納得できないが、どうしようもない」と吐き捨てた。【中井正裕】

【関連ニュース】
大和生命:破綻…更生特例法申請 金融危機で損失
大和生命破綻:債権者説明会で不安の声相次ぐ
大和生命破綻:契約者の保険こうなる
大和生命破綻:ハイリスク商品で損失拡大 積極投資たたる
株価暴落:混乱の長期化悲観 実体経済にきしみ

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081013-00000007-mai-soci