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2008年10月12日(日) 08時03分

阪神・岡田監督辞任へ 今季限り V逸引責、選手にも報告産経新聞

 プロ野球・阪神の岡田彰布監督(50)が、球団側に辞意を伝えていたことが11日、わかった。球団側は慰留に努めるが本人の意志は固く、今季限りでの退任が濃厚となった。

 岡田監督はリーグ2位が確定した10日夜、南信男球団社長に辞意を伝えた。選手にも11日の横浜戦(横浜)前のミーティングで報告。レギュラーシーズン最終戦となる12日の中日戦(スカイマーク)の試合前にフロントとの話し合いを行い、その席で正式に退任を申し入れる。

 今季の阪神は開幕直後から独走。6月には岡田監督の来季続投の方針が固まった。しかし後半戦に入ってチームは失速、一時は13ゲームも離していた巨人に逆転優勝を許したことで、岡田監督が責任をとる形になった。クライマックスシリーズ(CS)、勝ち進んだ場合に出場する日本シリーズの指揮は執る。

 岡田監督は1980年に早大からドラフト1位で阪神に入団。強打の内野手として、85年の日本一に貢献した。94年にオリックスに移籍して翌年に現役引退。オリックス、阪神のコーチを経て、2004年に阪神の監督に就任し、05年には2年ぶりのリーグ制覇を成し遂げた。

 なお、後任は木戸克彦作戦兼バッテリーコーチ(47)を軸とする内部昇格が有力だ。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081012-00000074-san-base