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2008年10月12日(日) 08時02分

野口みずき「北京欠場」涙の謝罪/マラソンサンケイスポーツ

 女子マラソンで史上初の五輪連覇がかかった北京大会を欠場した野口みずき(30)=シスメックス=が11日、新潟・佐渡市で藤田信之監督(68)が主催する「藤田ランニングアカデミー」のトークショーに参加し、12年ロンドン五輪に意欲を示した。

 野口が公の場に姿をみせるのは約3カ月ぶり。500人収容の会場にはテレビ局10社、報道陣40人が集まった。トークショーの途中、野口は五輪欠場について自ら口を開き、涙があふれ出た。

 「故障で出場できなくて申し訳なく思っています。故障の原因は私にある。余裕をもって走っていいと言われたのに、それ以上のことをやってしまって…」

 野口は左太もも肉離れが原因で、代表に選ばれていた北京五輪を直前になってキャンセル。7月、五輪前のスイス・サンモリッツ合宿の調整法について批判を浴びた監督、広瀬永和コーチを「最後まで私を守ってくれた」と擁護した。現在も治療に専念しており、本格的な練習は再開できていない。次回出場レースの予定も立っていないが、「前を向いてがんばる姿勢を子どもたちに見せたい。大きな目標としてロンドン五輪を目指したい」。「金山」で有名な佐渡島で、4年後の金メダル奪取を誓った。(浅井武)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081012-00000033-sanspo-spo