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2008年10月12日(日) 08時01分

興毅VS内藤戦 交渉決裂…金銭面折り合わず12・23両国国技館は消滅スポーツ報知

 プロボクシングWBC世界フライ級王者・内藤大助(34)=宮田=と亀田興毅(21)=亀田=のビッグマッチ実現交渉が決裂した。興毅の父で亀田3兄弟の所属事務所・亀田プロモーション社長の史郎氏(43)が11日、明らかにした。12月23日に東京・両国国技館で対戦する方向で交渉が進められていた。

 史郎氏は「お互いに試合をやることに関しては問題なかった」と、試合実現そのものの交渉はスムーズに進んでいたことは認めた。しかし、興毅が王者になった場合も、内藤陣営が2試合程度保持すると見られる興行権の内容や、買い取る際の金額面で折り合いがつかなかったという。同氏は「お互い歩み寄りができなかった」と話した。

 現状では、再交渉の予定はないというが、同氏は「内藤はどうしてもやらんといかん相手」とし、興毅も同様の考えを持っていることを明かした。反則騒動で世間を揺るがせた昨年10月の次男・大毅(19)に端を発した因縁マッチ実現を、年末にこだわらずに引き続き模索する方針で、歩み寄りが見られれば“逆転実現”の可能性もある。

 興毅は内藤戦が完全消滅するようなら、年内にノンタイトル戦を行いたい意向。その後は坂田健史(協栄)が保持するWBA王座の行方もにらみながら、2階級制覇のチャンスを待つという。内藤は、以前から構想にあった地元・北海道での防衛戦開催が有力視される。

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081012-00000089-sph-spo