記事登録
2008年10月12日(日) 08時01分

野口号泣…のち笑顔 「ロンドン目指します」スポーツ報知

 左太もも裏の肉離れで北京五輪を欠場した女子マラソンのアテネ五輪金メダリスト・野口みずき(30)=シスメックス=が11日、新潟・佐渡市でトークショーに参加し、涙とともに2012年ロンドン五輪出場を目指すことを誓った。

 7月3日の五輪壮行会以来、ちょうど100日ぶりに公の場に姿を見せた野口。司会者が北京五輪の話題を避ける中、イベントの中盤で、自らマイクを持って話し出した。

 「(欠場は)本当に申し訳ないと思ってます。練習で余裕を持って走っていいところで、五輪のことを考えて、それ以上にやってしまった。故障の原因は自分。監督とコーチは悪くないんです…」

 最後までかばってくれた藤田信之監督らのことを思い、涙で声を詰まらせると、号泣した。

 ショックは癒えないが、最後は笑顔で「大きな目標として、ロンドンを目指していきたい」と宣言した。現在はジョギングも禁止だが、10日のトレーナーの診断では故障は回復中で、藤田監督は「週明けには軽いジョギングからやらせてもいいかな」と故障以来、初めて練習再開にゴーサインを出した。

 「気持ちを切り替えて、上を向いて頑張りたい」涙を振り払う決意をした野口。再び力強い走りを見せる日も、そう遠くはないはずだ。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081012-00000094-sph-spo