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2008年10月12日(日) 07時00分

野口みずき号泣謝罪 ロンドンで復活誓うスポーツニッポン

 左太腿肉離れで北京五輪を欠場した女子マラソンの野口みずき(30=シスメックス)が11日、新潟県佐渡市で行われた藤田ランニングアカデミー(F・R・A)のトークショーに出席。7月4日にスイス・サンモリッツ合宿に出発した時以来、99日ぶりに公の場に姿を見せた野口は約500人の聴衆の前で涙ながらに謝罪し、復活を誓った。

 司会者が北京の話題を避けようとする中、野口は「故障で出場できなくて申し訳なく思っています」と自ら切り出した。五輪直前の故障発生で野口陣営は批判を受け、藤田監督によると「非国民」「国辱」や「陸上界から去れ」というものまであったという。「故障の原因は自分にある。監督、コーチは悪くない」。2人を擁護した野口の目には涙が光っていた。

 9月中旬に左太腿の痛みが再発し、現在はランニングを中止。いまだ復帰戦は見えないが、藤田監督は「新潟から帰れば軽いジョギングくらいならやらしてもいいんちゃうかな」と話しており、13日にも本格始動する方針だ。トークショーの最後に「大きい目標として、ロンドン五輪を目指していきたい」と話した野口が、次の夢へと走りだす。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081012-00000036-spn-spo