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2008年10月12日(日) 22時37分

金融危機対応でユーロ圏首脳会議を開催産経新聞

 金融危機に対処するためのユーロ圏15カ国首脳会議が12日午後、パリで開かれる。欧州連合(EU)議長国のフランスのサルコジ大統領は「共同行動計画」を決めると表明。ラガルド仏財務相も同日、記者団に対し、会議後の声明に「失望しないだろう」と述べているため、米国に次いで公的資金による金融機関への資本注入などで合意するとの観測が広がっている。

 サルコジ大統領は会議に先立ち、ユーロ圏以外の英国のブラウン首相とパリで会談。英政府が先に発表した最大500億ポンド(約8兆4000億円)の公的資金注入などについて協議しており、ユーロ圏でも英国のケースを参考にするとみられる。

 サルコジ大統領はユーロ圏のドイツのメルケル首相とも11日にパリ郊外で会談、公的資金注入で基本的に一致したとみられる。(パリ 山口昌子)

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