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2008年10月12日(日) 22時04分

薬物混入か 夕食後に95歳女性死亡、2人一時重体産経新聞

 茨城県常陸大宮市の寺門文男さん(74)方で12日早朝、前日の夕食を共にした家族ら4人のうち、寺門さんの母、つるさん(95)が死亡、妻の美江さん(65)ら女性2人が一時重体となり、美江さんら2人の尿から薬物が検出された。茨城県警は何者かが食物に薬物を混入した可能性もあるとみて、事件と事故の両面から捜査を進めている。

 調べによると、つるさんらは、11日午後7時ごろ、マイタケやエビ、鶏肉などが入った茶碗(ちゃわん)蒸しや湯葉の刺し身など料理5品を食べた。茶碗蒸しは手作りで、湯葉の刺し身は市販品だった。

 四男も気分が悪くなり、入院した。文男さんは後から帰宅し、煮物など料理2品を口にしたが、特に気分が悪くなるなどの症状は出ていない。

 薬物は、病院の簡易検査で検出された。県警は薬物の特定を進めるとともに、14日につるさんの遺体を司法解剖し、死因を調べる。

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