2008年10月12日(日) 21時30分
【テロ指定解除】麻生首相発言要旨(産経新聞)
米国による北朝鮮へのテロ支援国家指定解除に関する浜松市内での麻生太郎首相の発言要旨は次の通り。
——拉致被害者家族に不安が広がっている
「北朝鮮の非核化には、検証を実質的にやれる枠組み作りが一番。6カ国協議でも、この話は北朝鮮以外はみな一致(している)。その実質的な検証ができる枠組み作りが全然進んでおらず、それを取るために米国はテロ支援国家指定解除を利用した。昔から米国はこの方法が実効が上がるとずっと言っていた。まったく動かない状況のまま置いておくより、きちんとやったほうがいいというので(解除に)踏み切ったと理解している。一つの方法だと思う」
——拉致問題に関する交渉のてこを失うのでは
「(質問を遮るように)全然ありませんね。全然見解が違う。少なくとも拉致被害者の家族のことに関しては、(ブッシュ米大統領との)電話の時もブッシュ大統領の方からその話はしていましたし、きちんとした対応がなされていると思う。6カ国協議をさらに進めていくときに今後いろんな交渉の過程で十分に拉致の話ができる。これでてこを失うなんてことは全くない」
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