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2008年10月12日(日) 21時19分

麻生首相「米公的資金、注入実行が望ましい」産経新聞

 麻生太郎首相は12日、先進7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)が行動計画としてまとめた公的資金による金融機関への資本注入対策について「資本投入をする以外に米国の金融危機が収まることはない。実行される方向でいくのが望ましい」と述べ、計画の速やかな実行が必要だとの考えを示した。

 一方、日本が主導して主要8カ国(G8)などによる緊急首脳会議を開催するかについて「基本的には米国の答えがどう出てくるかだ。言ったはいいが、米国などが乗ってこなかったら、さらに混乱する。そういう混乱は避けるべきだ」と指摘し、米国の出方を見た上で判断する考えを示した。浜松市内で記者団の質問に答えた。

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