記事登録
2008年10月12日(日) 19時08分

三浦元社長の遺書なしと弁護人 ロス市警に証拠保全要求へスポーツ報知

 米ロサンゼルス銃撃事件で、サイパンからロスへの移送直後に自殺した三浦和義元社長(61)のサイパンの弁護人バーライン氏は12日、「元社長の遺書があったとは聞いていない」と述べ、動機は不明とした。

 同氏は13日にもロスに向かい、現地の弁護人ゲラゴス氏とともに、自殺に関する証拠の保全と詳細な捜査をロス市警に求める方針を明らかにした。

 また、元社長が移送時にかぶっていた帽子の文字が死を暗示するメッセージだったとの憶測について、バーライン氏は「何の意味もないと思う」と否定。入手先については「分からない。恐らく(二月に)観光目的で到着した際にスーツケースに入れて持ってきたのではないか」と述べた。

 自殺の動機など真相解明は「サイパンでできることは何もない。(ロスの)捜査を待つしかない」と指摘。

 元社長がサイパンを離れる際にはいつもと変わらない様子で会話をし、元社長の健康状態も良好だったと振り返り「自殺は予想もできなかった。ショックを受けている。今でも信じられない」と話した。(共同)

http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20081012-OHT1T00220.htm