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2008年10月12日(日) 20時10分

「保護者として不信感」橋下知事が学テ問題で批判産経新聞

 大阪府の橋下徹知事は12日、全国学力テストの市町村別データの公表に関する豊中市教委主催の保護者説明会に“保護者”として参加したことを明らかにし、「保護者として不信感を抱いた」と市教委を批判した。

 橋下知事の長女は同市内の小学校に通う6年生で、今回の学テの対象。知事は11日午後に開かれた説明会に出席。「説明会を開くのはすばらしいが、メリット、デメリットを説明しなければ保護者は公表、非公表について判断できない」と意見を述べた。その上で、他の市町村の公表状況や公表理由について説明を求めたところ、山元行博教育長は「確認していないので分からない」と答えたという。

 橋下知事は12日、取材に応じ「公表で数字が独り歩きするのは危険、という主張だった。完全に思考停止になっている。保護者としては不信感を抱いた」と述べた。

 豊中市教委は、学テのデータ公表については検討中で、説明会は15日まで計7回実施する。

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